vol.221月号掲載
静岡の匠の技が光る一生モノの工芸品
徳川家康のもと、駿府城造営などで全国から優秀な技術を持つ職人が集結したというエピソードがある静岡県。それによりこの地では、繊細な匠の技によって生まれた工芸品が今日まで数多く残っている。歴史的背景が根付く伝統工芸品や地の利を活かした逸品など、その種類はさまざま。新年を迎えた今こそ、地元のルーツを感じられる日常使いの工芸品をお迎えして、ずっと大切に使っていきたい。
vol.221月号掲載
徳川家康のもと、駿府城造営などで全国から優秀な技術を持つ職人が集結したというエピソードがある静岡県。それによりこの地では、繊細な匠の技によって生まれた工芸品が今日まで数多く残っている。歴史的背景が根付く伝統工芸品や地の利を活かした逸品など、その種類はさまざま。新年を迎えた今こそ、地元のルーツを感じられる日常使いの工芸品をお迎えして、ずっと大切に使っていきたい。
価格はすべて税込みです。掲載内容は2024年12月9日時点の情報に基づいています。最新の情報は各施設にお問い合わせください。
徳川家康のもと、駿府城造営などで全国から優秀な技術を持つ職人が集結したというエピソードがある静岡県。それによりこの地では、繊細な匠の技によって生まれた工芸品が今日まで数多く残っている。歴史的背景が根付く伝統工芸品や地の利を活かした逸品など、その種類はさまざま。新年を迎えた今こそ、地元のルーツを感じられる日常使いの工芸品をお迎えして、ずっと大切に使っていきたい。
化学薬品を一切使わず、天然阿波藍を藍甕に仕込み醗酵させて藍液を建てる、江戸時代から続く伝統の「正藍染め」を継承している。天然素材で作る藍液はまさに生き物。職人が毎日温度管理して、8つの甕を順番に使うことで発酵菌が疲労しないようにしている。長い板と中形の型紙を使って染める「正藍長板中形染め」を行っているのも、県内では「小原屋」のみだそう。伝統的な正藍染めの美しさと、長年使用しても色あせない一生モノを手にしてみて。
店名 | 正藍染 小原屋(しょうあいぞめ こはらや) |
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お問い合わせ | 0550-82-0511 |
住所 | 御殿場市萩原676 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 10台 |
備考 | 工房で購入可 |
江戸時代初期から静岡市で作られていた陶器「賤機焼」は、安倍川の大氾濫で一度途絶えたものの明治時代後期に復興。現在、五代目の春秋果さんが後を継ぎ、手びねりで製作している。手に馴染みやすく、温かな風合いの賤機焼。特に、徳川家に献上された「鬼福」は一家にひとつは置きたい縁起物。鬼の意匠の反対面に描かれたおたふく顔にほっこりする。
店名 | 賤機焼窯元 秋果陶房(しずはたやきかまもと しゅうかとうぼう) |
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お問い合わせ | 054-271-2480 |
住所 | 静岡市葵区柳町95 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 4台 |
備考 | ネットショップ、駿府楽市、駿府の工房 匠宿でも購入可 来店時は要事前連絡 |
1864年頃に始まった静岡挽物を継承する工房。これまで雛人形の道具作りから建物の装飾、家具の一部などを手がけてきた。その確かな技術力は全国的にも認められており、名だたる有名施設から注文が入るほど。三代目·岸本真紀さんは現在、挽物を身近に感じられる作品を製作。なかでもシンプルな花器は、暮らしに彩りと癒やしを与えてくれる。
店名 | 岸本挽物(きしもとひきもの) |
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お問い合わせ | 054-366-2791 |
住所 | 静岡市清水区入江1-16-12 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜・日曜・祝日(併設ショップは不定休) |
駐車場 | 2台 |
備考 | ネットショップでも購入可 |
1890年創業の老舗鋳物メーカー「栗田産業」が手がける、日常使いの鋳物ブランド。静岡は江戸時代より鋳物作りが盛んだった地。その歴史を紡ぐべく、現代のライフスタイルにマッチするような日用品を作り続けている。錫製ぐい呑みは、見た目の美しさや実用性から愛用するファンが多い逸品。少しずつ色が深くなる経年変化も楽しんで。
店名 | しずおか鋳物 重太郎(しずおかいもの じゅうたろう) |
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お問い合わせ | 054-282-0644 |
住所 | 静岡市駿河区豊原町3-6 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 土曜・日曜・祝日(イベント時などは営業、詳細は要問合せ) |
駐車場 | 3台 |
備考 | ネットショップでも購入可 |