2億年前からやってきた!生きた化石
||| 「カブトエビ」とは |||

「カブトエビ」は淡水性の原始的な小型甲殻類。
約三億年前(古生代石炭紀)に三葉虫から分化したと考えられており、
祖先は当時大繁栄していた「三葉虫」。
そして分化した当時から現在まで、
ほぼ同じ姿形を保ち続けていることから、ニックネームは“生きた化石”。
その特徴として、大きな目が2つついているように見えるカブトエビだけど、
じつは真ん中に小さな目があり全部で3つも目があるのです。これが原始的である証し。
さらに名前にカブトエビは節足動物で、名前にもエビとついているけど、
どちらかと言うと「ミジンコの仲間」。
日本では6-7月に水田に大量発生するんだよ。
しかも、カブトエビは「田んぼの草取り虫」と呼ばれ、
じつは稲作のなかで大活躍!!
稲の生長を妨げる雑草を食べてくれるということで、
いまもカブトエビを利用した稲作が見直されているんだ。
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カブトエビ[Triops]
ミジンコ亜綱
カブトエビ下綱 カブトエビ目 カブトエビ科
→「カブトエビ」
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ちなみにシーモンキーは
ミジンコ亜綱
ホウネンエビ下綱 ホウネンエビ目 ホウネンエビモドキ科
→「アルテミア」
シーモンキーの他にも、
ブラインシュリンプなんて名前でも親しまれているよ。

シーモンキーは最初、アメリカで販売がはじまり、
その後、1971年に日本に持ち込まれ一大ブームに!!
少年マンガ誌などに掲載された広告をみて、
当時の少年たちは「えっ!猿が飼えるの???」などと
胸をときめかせて「シーモンキー」を買ってしまったものです。
そして商品が届き、中身と取扱説明書を見て、
シーモンキーの正体を知ることに・・・。
「ガビーン!!」
あちらこちらでこんな光景が見られた
いろんな意味で話題になった人気商品。
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