
それでは早速、解説しよう!
ヤッタ〜〜〜〜〜っっっっ!! 
とにかくとにかく、当時、路地裏少年達にとって、
この銀玉鉄砲は、なくてはならないアイテムだったんだよね。
公園やお寺、神社、そして空き地に路地裏、河川敷に至るまで・・・
時には、二手に分かれての撃ち合い、
時には、秘密探偵団となりすまし、鉄砲片手に電柱から電柱へと飛び移り、
時には「玉拾いターーーーーイム!!」と言っては銀玉を拾い集め、
時には、玉がなくなりエンドウ豆を代用し、
時には、博士魂が心を揺さぶり、分解したはよいものの、元に戻らなくなってしまった
そんな、少年達の心をわしづかみにしたアイテムなのであります。
そして
その銀玉鉄砲全盛期に、 最も有名だったのが、 ジャーン!!
世にも有名な
「セキデンオートマチック」
当時の少年(今おじさん)だったら、誰でも知ってるはずだ!!
じつは銀玉鉄砲には、
大きく「バネ式」と「ハガネ式」の二種類があるんだけど、
この「セキデンオートマチック」はいわゆるバネ式で、
引き金をひくたびに「バビュョ〜ン」「バビュョ〜ン」と、
なんとも独特な「玉、弾いてま〜す」「玉、弾いてま〜す」的な音をさせていたんだよ。

しかも、よく見ると弾は銃口からではなく、 銃の下のあたりからでているんだよね。
これを発見してしまった時、「うわっ!ダマされていたっ!」
と 思った少年も少なくはないはずだ。
そんなこんなで、セキデンオートマチックは銀玉鉄砲の世界を築き上げた、
まさに「名器」だったんだよ。
というか、この セキデンというメーカーが、銀玉鉄砲を初めてつくった会社なんだよ。
もともと大分県にあり、特産の珪藻土を丸め、乾燥させ、そしてアルミ粉を
まぶしたものが銀玉となったのです。
だから、昔の銀玉は潰すと土みたいになって粉々になったんだよね。
その後は、珪藻土の代わりに樹脂などを使った銀玉なんかがでてきて、
コチラはなかなか潰れなかったんだよ。

そして、今回プレゼントするのがコチラだ!
その後、登場した「ハガネ式」の銀玉鉄砲。

ご存じ!!「ワルサーP38」
あっ!ルパン三世が使ってるヤツだ。 

その通り!!
ルパンのおかげで、たぶん日本で最も知られている拳銃のひとつじゃないかな。
こいつは、カール・ワルサーという人が開発した
世界で初めて「ダブルアクション」という機構を組み込んだドイツ製の拳銃なのさ!
銃のバランスや命中率がとても素晴らしく、最大射程も1,000mという性能を誇るんだよ。
そして、製造のしやすさ、コストがかからないなどで、
第二次世界大戦中のドイツ陸軍の正式拳銃として使われていたんだよ。
で、あのヒトラーの自殺も、この「ワルサーP38」が使われたと言われているよね。
そんなこんなで、
バネ式のセキデンオートマチックが「ばびゅょ〜ん」「ばびゅょ〜ん」だとすると、
コチラは「カチッ」「カチッ」と小気味よい音を鳴らすのだ。

なかなか、ちゃんと説明しているじゃないかっ?!
おアソビ仮面、なかなか素敵よ!(ハート)

おっと!ママさん。俺のハートに火をつけちゃいけないぜ。
俺
に
近
づ
く
と
・
・
・

ヤケドするぜ?
おアソビ仮面、かっこいいぃぃぃっ!!! 
前フリもなかなかステキね! 

フフ・・・さすがママさん。
そう、次は「ヤケド注意」の
火薬鉄砲、紹介しちゃうぜ。

なんだか、ちょっと悔しくなってきたぞ。
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