メールの送信について

メール送信の仕組み

TNCのメールサービスでは安全・安心にメールを送信できるように、SMTP over SSLというメールを暗号化する仕組みを提供します。

またTNCのメールサーバを利用してメールを送信しますが、不正利用や迷惑メールの送信を防ぐために、お客様がTNCのお客様かどうかを確認するSMTP認証を取り入れています。
TNC以外の環境からメールを送信する場合は、メールソフトにSMTP認証の設定をお願いいたします。メールソフトの設定方法については以下をご確認ください。


メール送信プロトコル SMTP TCP/25
SMTP 認証 TCP/25、TCP/587
SMTP over SSL TCP/465
SMTP認証時の情報 メールアドレス/メールアカウントのいずれかとメールパスワード

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メール最大送信容量

TNCのメールサービスでは、最大送信容量は1通あたり30MBです。 30MBを超えて送信できなかったメールはお客様にエラーメールが返されます。またメールの仕組み上、ファイルを添付する処理の際に実際のファイル容量よりも容量が大きくなります。 そのため添付できるファイル容量は20MB程度とお考えください。

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メールの送信制限

■メール送信制限について

弊社では、迷惑メール対策の一環として、TNCネットワークからのメール送信、TNCメールサーバからのメール送信に制限をかけさせていただいております。
この制限により、TNCのメールサーバの不正利用やボットパソコンからの迷惑メール送信を防ぎます。


■制限内容

ご利用の環境によって異なります。下表をご覧ください。

ケース 接続先 メール送信サーバ メール
送信
影響
1 TNC
(TNCインターネット接続サービス)
TNCの送信メールサーバ
(smtp2.**.tokai.or.jp、smtp2.**.tnc.ne.jp など)
影響ありません。
2 TNC
(TNCインターネット接続サービス)
TNC以外の送信メールサーバ × OP25Bの影響を受けます。
3 一般アクセスポイント(全国)、
会社・教育機関のLAN、
TNC以外のプロバイダへの接続など
TNCの送信メールサーバ
(smtp2.**.tokai.or.jp、smtp2.**.tnc.ne.jp など)
× SMTP-AUTHの影響を受けます。
メールソフトの設定を変更してください。
4 会社・教育機関のLAN、
TNC以外のプロバイダへの接続など
接続先ネットワークの送信メールサーバ 影響はありません。

■お客様側の対応

ご利用の環境によって異なります。下表をご覧ください。対処法が複数ある場合は、いずれかを選択してください。

ケース 対処方法 詳細と設定方法
1 必要ありません。
2 サブミッションポートをご利用ください。 サブミッションポート
メールサーバをTNCが提供するものに変更してください。 設定マニュアル
3 SMTP-AUTHの設定をしてください。 SMTP-AUTH
メール送信サーバを接続先のネットワークが提供するものに変更してください。 送信(SMTP)サーバの設定変更方法
4 必要ありません。

詳しくは、「TNC迷惑メール」ページをご覧ください。


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なりすまし対策(DKIM署名、SPF認証)

迷惑メールの一つに、送信元のメールアドレスが架空のものや、他人や自分のメールアドレスに変更して送信される「なりすましメール」と呼ばれるものが存在します。パソコンなどのメールソフトの設定で簡単に変更でき、本来の送信者が特定できないため、迷惑メールのほとんどがなりすまされているのが現状です。

TNCのメールサービスでは、「DKIM(ディーキム、Domain Keys Identification Mail)署名」、「SPF(エスピーエフ、Sender Policy Framework)認証」という送信ドメイン ※1 認証技術を用いて、「なりすましメール」の対策を行っています。
※1 「ドメイン」とは、メールアドレスの@マーク以降の部分です。

■DKIM署名とは・・・
電子署名技術を使い、電子メール送信者のドメインと電子メールの内容(ヘッダ・本文)を保証する技術です。「なりすましメール」の可能性がある場合、メールが送信先へ届かないようにします。

□DKIM署名の流れ

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■SPF認証とは・・・
送信元メールアドレスのIPアドレスがDNSサーバに登録されているIPアドレスと一致するかどうかを確認します。一致していない場合、「なりすましメール」の可能性がある為、メールが送信先に届かないようにします。

□SPF認証の流れ

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注意事項
送信先のメールサーバの仕様によっては、送信ドメイン認証(SPF認証)で認証できない場合に、送信先へメールが届かないことがあります。
メールが送信先へ送信できなかったことを通知するリターンメールが配信されないこともあるため、実際に送信先へメールが届いたか送信結果を確認することができないことがあります。

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迷惑メール対策(OP25B)

昨今、プロバイダが指定するメールサーバを経由せずにウイルスメールや迷惑メール、フィッシングメールなどが多数送信されるようになり、セキュリティ上、非常に問題になっています。

TNCのメールサービスでは、「OP25B(25番ポートブロック、 Outbound Port25 Blocking)」という技術を用いて、「迷惑メール」の対策を行っています。

■OP25Bとは・・・
メール送信の際に利用する25番ポート ※2 の利用に常に制限を加えることで、プロバイダが指定した送信サーバを使用せずに発信されるメールを制限する仕組みです。悪意を持った利用者のメール送信等を防ぐことができます。

※2 25番ポート とは、インターネット上で通信されるデータを識別するための番号(ポート番号)のうち、メール送信の際に利用する番号です。

■ OP25Bの影響を受けるお客様と対処方法
25番ポートブロック(OP25B:Outbound Port25 Blocking)の影響により、メールが送信できなくなる場合があります。25番ポートブロック(OP25B:Outbound Port25 Blocking)で影響を受けるお客様と対処方法については以下をご確認ください。


□OP25Bの流れ

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