ゆるっと山登り。思い立ったらすぐに行ける静岡近郊初心者向けプチ登山特集

かき氷・ソフトクリーム・アイスクリームと夏に食べたいデザートを集めたひんやりスイーツ特集 かき氷・ソフトクリーム・アイスクリームと夏に食べたいデザートを集めたひんやりスイーツ特集

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プチ登山

  1. 小笠山・六枚屏風
  2. ダイラボウ
  3. 神尾横臥褶曲
  4. 玄岳
  5. 千葉山
  6. 達磨山
  7. 浜石岳
  8. 日本平
  9. 金冠山
  10. 満観峰
  11. 薩埵峠

小笠山・六枚屏風(おがさやま・ろくまいびょうぶ)

小笠山・六枚屏風(おがさやま・ろくまいびょうぶ)

秘境感あふれる切り通しへ! 低山ながら奥深い山

小笠神社の駐車場に車を停め、階段を登ったところからスタートする、往復1時間30分程度のコース。しばらく進むと、徳川家康が築城した砦の跡を見ることができる。ゆるかやな登り道を進むとやがて小笠山頂上に到着するが展望はなく、小さな看板のみ。ここから道が険しくなり、落ち葉の上などは滑りやすいので注意を。分岐点で標識を確認し板沢方面へ進むと、六枚屏風と書かれた白い看板が。急坂を慎重に下った先には、視界いっぱいの緑と、それを真っ二つに割ったような切り通しが現れ、ここまで来た甲斐があったと思える圧巻の光景が広がる。

小笠山・六枚屏風(おがさやま・ろくまいびょうぶ)

両脇が切れ落ちた細い尾根の道も。注意して歩こう

小笠山・六枚屏風(おがさやま・ろくまいびょうぶ)

控えめな山頂の看板。六枚屏風へは左側の道を下る

小笠山・六枚屏風(おがさやま・ろくまいびょうぶ)

奥行き30m以上の切り通し。秘境の風情が満点

名称小笠山・六枚屏風(おがさやま・ろくまいびょうぶ)
場所掛川市
アクセス小笠神社 東名掛川ICから車で30分
駐車場小笠神社の駐車場を利用
ブログ記事秘境感たっぷりの小笠山・六枚屏風

ダイラボウ(だいらぼう)

ダイラボウ(だいらぼう)

大男「ダイダラボッチ」の伝説が残る山

山頂は足跡のような形で、巨人伝説「ダイダラボッチ」が富士山を作った時にできたと言われている山。スタートは静岡市と藤枝市をつなぐ県道209号沿いの登山口。すぐに傾斜があるが、よく整備された歩きやすい道なので、慌てずにのんびり歩くのがコツ。しばらく進むと登山道の左側に茶畑が出現する。ところどころに行き先を示す看板があるので、道に迷うことはなく初心者も安心。山頂からは、空気が澄んだ秋冬の午前中なら、静岡市街から駿河湾までを一望できる。岩やベンチが点在しているので、腰をおろしてゆっくりと眺望を楽しもう。

ダイラボウ(だいらぼう)

登山道の大半は林の尾根。葉擦れの音が心地よい

ダイラボウ(だいらぼう)

しばらく進むと登山道の左側に茶畑が現れる

ダイラボウ(だいらぼう)

葉っぱや木の実に注目しながら歩くのも楽しい

名称ダイラボウ(だいらぼう)
場所静岡市
アクセス西又峠登山口
駐車場なし
ブログ記事巨人伝説が残る、ダイラボウへ

神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)

神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)

タヌキに見守られながら、2000万年前の地層を目指す

スタート地点は、改札も駅舎もない大井川鐡道神尾駅。線路脇にはかわいいタヌキの置き物たちがズラリと並び癒される。視線に見送られつつ駅前の広場を少し進み、「ここより1km」の看板の矢印に沿って右手へ。清々しい竹林を進み、河原の砂利道を進むと、左手に横臥褶曲断層が現れる。横臥褶曲とは、地層に巨大な横圧力がかかり、まるでふとんを折り曲げるように上下が逆転した現象のこと。荒々しく露出した地層を見ていると、地球が生きていることを実感。帰りは来た道を戻る。歩行時間は1時間程度で、初心者にもおすすめのコース。

神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)

憎めない顔のタヌキの置物たち。ほっこり癒される

神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)

竹林の中に作られた道は歩きやすく気持ちがいい

神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)

河原に下りる看板。タヌキのイラストがかわいらしい

名称神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)
場所島田市
アクセス大井川鐵道神尾駅 ※運行本数が少ないので注意
駐車場駅前にあり
ブログ記事2000万年前の地層に会いに、神尾横臥褶曲へ

玄岳(くろたけ)

玄岳(くろたけ)

低山ながら展望抜群! 360度のパノラマと神秘の池

住宅街の真ん中でバスを降り、コンクリートの坂道を20分、その先、山道を40分ほど登る。山道を進み、熱海新道(車道)に架かる陸橋を渡ると「才槌の洞(さいづちのほこら)」の看板があり、ここからが本格的な登山道。30分ほどで視界が開け、展望広場を過ぎると分岐点に(★)。看板に従い、笹の道を登ると広い山頂に到着。展望を楽しんだら、登り道とは別の道を20分ほど下り「氷ヶ池」へ。途中で伊豆スカイラインを横断。ロープが張られた急坂を慎重に降りていくと山中に突然神秘的な池が現れる。天候が良ければ真正面に富士山を望める。※(★)の分岐点からの「氷ヶ池」への道は整備が行き届いていないので使用しないこと。「氷ヶ池」への道は、山頂からのルートを利用しましょう。

玄岳(くろたけ)

道中には応援歌のような看板が点在し、励まされる

玄岳(くろたけ)

山頂下の分岐手前。熱海市街や真鶴半島などを一望

玄岳(くろたけ)

山頂の大展望を楽しんだら、氷ヶ池へ向かおう

名称玄岳(くろたけ)
場所熱海市、田方郡函南町、伊豆市
アクセスJR熱海駅から伊豆東海バス「ひばりヶ丘」行きで約20分、「玄岳ハイクコース入口」下車、少し戻ったところに「玄岳ハイクコース」の標識あり
駐車場なし
ブログ記事360度の大展望と神秘の池を求めて、玄岳へ

千葉山(ちばさん)

千葉山(ちばさん)

樹齢千年以上、天然記念物の「十本杉」に会いに行く

千葉山を登るルートはいくつかあるが、ここでは「伊太丁仏参道(いたちょうぶつさんどう)」のルートを紹介。温泉施設「伊太和里の湯」からスタート。登り始めは傾斜がきついがやがて歩きやすい尾根の道になる。道中には小さな石仏が点々としている。30分ほど進むと、数百本のどうだんつつじの木が広がる「どうだん原」に着く。さらに登りペンションの裏手に出て車道を横断すると展望台の分岐。左側を奥へ進み展望広場を下るとすぐに十字路が現れ、「後畑」の方に進み15mほど先を右へ。15分ほど歩くと十本杉の最初の一本が見えてくる。

千葉山(ちばさん)

どうだん原。4月に白い花が咲き、11月には紅葉が見事

千葉山(ちばさん)

ペンション前は展望スポット。大井川方面を見渡せる

千葉山(ちばさん)

帰りは「智満寺(ちまんじ)」でお参りしていこう

名称千葉山(ちばさん)
場所島田市
アクセス伊太和里の湯まで、国一バイパス向谷ICから車で約10分
駐車場伊太和里の湯の駐車場を利用
ブログ記事歴史を重ねた十本杉がたたずむ千葉山へ

達磨山(だるまやま)

達磨山(だるまやま)

スカイラインを越え、絶景の達磨山へ

金冠山に並ぶ山で、金冠山から続けて行く縦走も可能だが、初心者は「戸田峠」からスタートする片道1時間のルートがおすすめ。舗装された道路の脇にある登り口の標識に沿って進む。整備された気持ちのいい芝生の道が続き、歩きやすく快適。さらに森の道をしばらく進むと右手に集落が見える。そして最初のピーク「小達磨山」に到着。眺望はなく、ここからいったん下り、15分ほど進むと西伊豆スカイラインに出る。スカイラインの脇にある、達磨山に登るための階段を登って頂上へ。富士山も望める360度のパノラマが待っている。

達磨山(だるまやま)

登山口の標識。小さいので見落とさないように

達磨山(だるまやま)

道は基本的によく整備されていて歩きやすい

達磨山(だるまやま)

山頂までの階段。ここまで車で来ることも可能

名称達磨山(だるまやま)
場所沼津市・伊豆市
アクセス戸田峠 新東海バス修善寺~戸田路線「戸田峠」下車すぐ
駐車場あり
ブログ記事スカイラインを越え、絶景の沼津・達磨山へ

浜石岳(はまいしだけ)

浜石岳(はまいしだけ)

ほんのひと登りで、富士山も三保半島も丸見え!

「浜石岳」の標識に沿って細いくねくね道を車で登っていくと、広い芝の駐車場が現れる。車を停めて、片道1時間の山歩きへ。舗装路を歩いていき、「野外センター」の分岐を右へ。しばらく進むと道路が大きく右にカーブする場所に出る。その手前に左斜面に入る登山口があり、ここからが本格的な山歩き。といっても険しいところはなく、木々の間をゆるやかに登っていく。たまに幹の向こうにきらめく駿河湾が眩しい。舗装路と合流し、視界が開けると「浜石岳山頂」の看板。少し登れば、東西南北に開けた360度の大絶景が広がる山頂に到着する。

浜石岳(はまいしだけ)

登山口までは舗装路が続き快適に歩いていける

浜石岳(はまいしだけ)

森を抜け、頭上が開けると山頂はもうすぐ

浜石岳(はまいしだけ)

山頂の芝生にはベンチとテーブルがあり休憩できる

名称浜石岳(はまいしだけ)
場所静岡市清水区由比
アクセス駐車場まで、東名高速清水ICから国道1号経由で40分
駐車場あり
ブログ記事ほんのひと登りで、富士山も三保半島も丸見え!

日本平(にほんだいら)

日本平(にほんだいら)

森の小道に切り通しが出現! 歩いて登る日本平

富士山を望む景勝地として知られる日本平。車でのアクセスが一般的だが、実はハイキングにもぴったり。今回紹介するコースは、「平澤寺(へいたくじ)」からスタートして片道1時間程度のコース。お寺の参道でもある裏の道路を左に進むとほんの5分ほどで山道になり、背よりも高く人狭い切り通しが出現。迫力のある光景に胸が高鳴る。右手にゴルフ場を見ながらゆるやかに登って下り、茶畑の脇を進むと舗装路に出る。標識に従って再び山道に入ると、広く歩きやすい道が続き、分岐点に到着。案内に沿って進めば、売店が立ち並ぶ山頂へ到着。

日本平(にほんだいら)

切り通し区間は先が見えない分、秘境感がある

日本平(にほんだいら)

ハイキングを楽しむ人も。山道ですれ違う際は挨拶を

日本平(にほんだいら)

山頂の展望広場。清水港、駿河湾、富士山を一望

名称日本平(にほんだいら)
場所静岡市駿河区・清水区
アクセス平澤寺(静岡市駿河区平沢50)東名清水ICから25分、静岡ICから35分 そのほか、JR草薙駅から出発する「草薙コース」、IAIスタジアム日本平前(清水日本平運動公園。駐車場利用可)を経由する「宮加三コース」などがあります。
駐車場あり
ブログ記事ほんのひと登りで、富士山も三保半島も丸見え!

金冠山(きんかんざん)

金冠山(きんかんざん)

気持ちのいい芝生の道を進む、のんびり絶景ハイキング

沼津市と伊豆市にまたがり、富士山の展望で知られる金冠山。修善寺から戸田方面向かう途中にある「だるま山高原レストハウス」に車を停め、ここから片道45分のコース。山頂手前までは、走り出したくなるような幅の広い芝生の道が続き、歩きやすく快適。奥の高い所に見える鉄塔(山頂)を目指して進もう。途中、舗装路をまたぐ箇所では、案内板のとおり道路を渡って直進。頂上の手前200mくらいから急な階段があるが、がんばって登り切れば山頂に到着。山頂からは、富士山はもちろん沼津の街並みや駿河湾、淡島まで一望できる。

金冠山(きんかんざん)

出発点のレストハウス。食事処や売店、展望台がある

金冠山(きんかんざん)

山頂手前までは、歩きやすい芝生の道が広がる

金冠山(きんかんざん)

山頂には座るのにちょうどいい岩場がたくさん

名称金冠山(きんかんざん)
場所沼津市・伊豆市
アクセスだるま山高原レストハウス(伊豆市大沢1018-1)東名沼津ICから車で55分 そのほかの登り口 ・戸田峠駐車場 ・沼津市 市民の森(沼津市西浦河内字堂山506)
駐車場あり
ブログ記事静岡プチ登山 ひろびろ芝生道を歩いて金冠山へ

満観峰(まんかんほう)

満観峰(まんかんほう)

ノスタルジックな街道と茶畑を抜け、展望自慢の山頂へ

地元に親しまれ老若男女が集う山。「花沢の里」駐車場に車を停め、往復2時間半のコース。10分ほど花沢の里の集落を歩くと登山道に。木々が茂り木漏れ日が気持ちいい。大きなアップダウンはないが、根っこに足をとられないよう注意を。(鞍掛峠・くらかけとうげ)「高草山」方面との分岐で、満観峰方面へ。さらに進み、茶畑の脇を通り抜ける。この先、道が細くなる場所も。山頂手前の急な登りを乗り越えると、芝生が広がる山頂に到着。山頂からは静岡市街や富士山を一望。向きを変えれば南アルプスや焼津の街並みも見える。

満観峰(まんかんほう)

花沢の里の集落。独特の屋敷が建ち並ぶレトロな風景

満観峰(まんかんほう)

鞍掛峠を過ぎた後、のどかな茶畑が。緑がまぶしい

満観峰(まんかんほう)

山頂は広くベンチやテーブルなど休憩スペースがある

名称満観峰(まんかんほう)
場所焼津市
アクセス花沢の里駐車場 東名焼津ICから車で30分(焼津市花沢)
駐車場あり ※上記から少し先に花沢の里臨時駐車場もあり
ブログ記事静岡プチ登山 何度も行きたくなる、焼津の満観峰へ

薩埵峠(さったとうげ)

薩埵峠(さったとうげ)

気軽だけど見ごたえ十分! 浮世絵の中の富士山名所

JR興津駅と由比駅の間にある山。駅から登山道まで歩くのはもちろん、近くまで車で行くことも可能。駐車場は展望台の南側(興津側)と北側(由比側)の2か所。北側の方が展望台に近いが、片道10分で着いてしまうので車で行く場合は南側からがおすすめ。休憩処のそばに駐車場と墓地があり、その脇の階段が登山口。階段を登って少し進むと海が見え、ベンチのある展望台に出る。その先、なだらかな道を歩いていくと、木を組んだ展望台に到着。海岸線に沿って走る交通網、青々とした駿河湾、そして富士山が織りなす、現代の浮世絵が広がる。

薩埵峠(さったとうげ)

途中にある休憩場所「あずまや」でひと休みしよう

薩埵峠(さったとうげ)

展望台には景色と浮世絵を比較した看板がある

薩埵峠(さったとうげ)

階段を登って少し進むと視界がひらけ、海が見えくる

名称薩埵峠(さったとうげ)
場所静岡市清水区由比西倉沢
アクセス・興津側登り口 JR興津駅から徒歩1時間、車で15分 ・由比側登り口 JR由比駅から徒歩50分
駐車場あり
ブログ記事静岡プチ登山 絶景のさった峠へ

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