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無線LANの新5GHz帯(IEEE802.11a)について

無線LANの5GHz帯「IEEE802.11a」は、総務省の「電波法施行規則の一部を改正する省令」により、周波数の割り当てが変更になりました。
これにより、一部の無線LANの利用において、バージョンアップ作業が必要になる可能性があります。
無線LANをご利用の方はご一読ください。


無線LANが変わりました!
2005年5月16日に電波法の改正が行われ、無線LAN-5GHz「IEEE802.11a」規格が世界標準に準拠した規格に変わりました。

図


どう変わったの?
通信する周波数(チャンネル)が変わりました。今までの規格で使用していた周波数は日本独自のものでしたが、それが世界標準に合わせた周波数になりました。
これによりチャンネル数が増え、電波干渉が起こりにくくなり、より快適に無線LANを利用する事ができるようになります。


なぜ変わるの?
近年、無線LANが急速に普及した事により、高速な通信が可能な周波数の追加割当が必要となったためです。

図


今まで使っていた無線LANは使えなくなるの?
いいえ。使えなくなる訳ではありません。ただし、従来の11aと新しい11aでは周波数が違うため、通信する事ができません。以下のような場合は注意が必要です。

例: TNCより提供の多機能モデムの無線LAN機能をご利用の場合、親機(多機能モデム)に取り付けた無線LANカード(WL54AG)のバージョンアップをしてしまうと、親機と子機の間の通信や、インターネットへの接続ができなくなってしまいます。


図


従来の11aのみに対応した製品を、新しい11aに接続したい場合はどうするの?
従来の11aのみに対応した製品のバージョンアップをすれば、接続できるようになります。
バージョンアップファイルやマニュアルは、無線LANの各メーカより提供されています。
TNCの多機能モデムの対応状況は、下表の通りです。

親機(多機能モデム)
WD701CV
→
最新ファームウェア
WD606CV
→
最新ファームウェア
WD605CV
→
最新ファームウェア
子機(WL54AG)
親機取り付け用無線LANカードとしても使用
ファームウェアのバージョンアップによって対応可能

NECプラットフォームズ(旧社名:NECアクセステクニカ)より、バージョンアップ用のファームウェアが提供されます。詳しくは下記のページをご参照ください。

IEEE8.02.11.aについて
Aterm WL54AG 5.2GHz(W52)対応情報
親機に取り付けたWL54AGのバージョンアップをすると、親機と子機の間の通信や、インターネットへの接続ができなくなってしまいますのでご注意ください。


バージョンアップや、機器の買い替えをしなくてはいけないの?
いいえ。現在、無線LANをご利用中の方は、基本的にバージョンアップの必要はありません。
新しく子機を購入・増設される場合なども、基本的には必要ありません。
ただし、「自宅ではTNCの多機能モデムで従来の11aを使用していて、外出先で新しい11aの無線LANに接続する」などのご利用方法がある方は、バージョンアップが必要です。
また、無線LANの動作モードが「IEEE802.11b」または「IEEE802.11g」の方も必要ありません。


図


ご利用の無線LANの動作モードがご不明な場合は、無線LANアクセスポイントの管理画面などで確認する事ができます。

多機能モデムにWL54AGを取り付けて利用されている場合は[ 動作モードの確認方法 ]で確認する事ができます。

バージョンアップが必要な場合でも、一度バージョンアップをしてしまうと、バージョンアップ前の状態に戻す事はできませんので、慎重に作業をされる事をおすすめ致します。
ご利用パターンごとの接続可否については、下記の表をご参照ください。


バージョンアップが必要かどうかわかりません。
フローチャート ]でご確認ください。
ほとんどの方は、バージョンアップの必要はなく、現在の無線LANを継続してご利用いただけます。


ご利用パターンごとの接続可否

図

→ 無線LAN拡張機能について
子機(クライアント)
従来の「11a」製品 従来の「11a」を新しい
「11a」に更新した製品
新しい「11a」製品
親機(アクセスポイント) 従来の「11a」製品
(変更なし)
従来の「11a」を新しい
「11a」に更新した製品、
または新しい「11a」製品
×
対応時期未定
×
対応時期未定
×
対応時期未定

この表では、無線の動作モードを「IEEE802.11a」とします。「IEEE802.11b」「IEEE802.11g」の場合には、影響はありません。

→ 動作モードの確認
一度バージョンアップを行った親機/子機は、バージョンアップ前の状態に戻す事はできません。
子機がWL54AG以外の場合でも、接続可否は同じです。

図
子機(クライアント)
従来の「11a」製品 従来の「11a」を新しい
「11a」に更新した製品
新しい「11a」製品
親機(アクセスポイント) 従来の「11a」製品
従来の「11a」を新しい
「11a」に更新した製品、
または新しい「11a」製品
×
通信不可
新しい「11a」製品 ×
通信不可

この表では、無線の動作モードを「IEEE802.11a」とします。「IEEE802.11b」「IEEE802.11g」の場合には、影響はありません。

→ 動作モードの確認
一度バージョンアップを行った親機/子機は、バージョンアップ前の状態に戻す事はできません。

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