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会社のオフィスで、ウイルス騒ぎが起こった。
「ネットワークに接続しないでください!」と緊急のアナウンスが流れ、システム担当者が慌てた様子で対応を指示して回り、いったい誰が持ち込んだんだ!?とからかい混じりに非難する声が上がり、室内は一時騒然となっていた。

Nも、何げなく隣の後輩・J夫に声をかけた。
「お前、パソコンにちゃんとセキュリティソフト入れてる?」
「当然ですよぉ、今さらいやだなぁ」
「ほんとか? お前そそっかしいからなぁ。それにパソコン苦手じゃないか。どれ、ちょっと見せてみ? おお、アンチウイルス使ってんじゃん…」

NはJ夫のパソコンを覗き込み、アンチウイルスの設定を開いてみた。
「あ!やっぱりダメだなお前、定義ファイルが全然古いまんまだ」
「え?定義ファイル?って何すか?」
「定義ファイルはな、セキュリティソフトのキモだよ、キモ! ウイルスって、毎日のように進化してるだろ…」

Nは説明を始めた。
ウイルスやワームは、世界中の悪意のハッカーが毎日のように新しいものを作り出している。当然、ソフトを購入した時点では存在していなかったウイルスが次々と出てくることになる。こうした新しい脅威に対応するために、セキュリティソフト会社では定期的に(あるいは緊急の脅威が出現した場合には随時)新型ウイルスの情報をインターネット経由で更新し、対策ソフトでブロックできるようにしているのだ…。

「最初の1年は無料で更新してくれるんだけどさ(*)、そのあとはちゃんと手続きして更新サービスを受けないと」
「へぇー、知らなかったなぁ…」
「知らなかったじゃないよ、もう。期限が切れる前に何か案内が出たでしょ、って…あ、何だこれ! しかもAuto-Protectの設定がオフになってるじゃん! どこか変なところをいじっただろ…こういうのは、何もしなけりゃ普通オンになってるもんだぞ!」
「え?Auto-Protect?って何すか?」

幸い今回のウイルス騒ぎは大きな被害もなく収まったようだが、2人の掛け合いはまだまだ続きそうであった…。

(*)無償更新の期間は、試用体験版などの種類により異なります。
この事例は、実際にあった"ウイルス騒ぎ"の事例を脚色、再構成したものです。
シマンテックでは、ウイルスやワームなどのいわゆる"マルウェア"の脅威からパソコンを守る「Norton AntiVirus」を用意しています。このソフトは、総合ウイルス対策ソフトウェア「Norton Internet Security」にも同梱されています。


解説
ウイルス対策ソフトの正しい使い方



ノートン・アンチウイルスなどのウイルス対策ソフトは、N君の説明通り、「定義ファイル」を更新することによって日々新しい脅威に対抗できる仕組みになっています。無償期間終了後は有償での延長となりますが、パソコンの安全を守るためにぜひ更新のお手続きをお願いします。
また、文中にある「Auto-Protect」(自動保護)や「電子メールスキャン」などの機能は、初期設定では通常「オン」になっています。こちらも、安全のため通常どおりオンにしてご使用ください。



事件の教訓

ウイルスソフトも、正しく使わなければ
安全は守れません!



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